今、この文章を書いているのは、仕事で毎日乗っている軽バン「エブリイ」の運転席です。
花屋の仕事の合間に、エブリイの中でパソコンを開く。この小さな車で、いつか車中泊の旅に出たい——そんな夢を、ちゃんと言葉にするのは、たぶんこれが初めてです。
「5年後にはこうなる!」みたいな、整った計画の話ではありません。正直に、今の気持ちをそのまま書いてみます。
去年のキャンプ、朝4時に見た朝日
きっかけは、去年行ったキャンプでした。場所は、新篠津村の道の駅に併設されたキャンプ場。
久しぶりのキャンプでのバーベキューに浮かれて、お酒がかなり速いペースで進み……前の晩は見事に酔いつぶれて早々に就寝(笑)。そのせいか、翌朝はなぜか4時に目が覚めました。みんなが寝ている中、ひとりで池のような湖のまわりを散歩して、展望台に上って朝日を見ました。
そのとき持っていたノートに書いたのは、ひと言。
朝日最高!!
……語彙力はどこへ行ったのかと思いますが、たぶん幸せホルモンが出まくっていたんだと思います(笑)。
その下には「経済的にも時間的にも自由になる」と書いた気がします。あの朝の自分は、たしかに希望に満ちあふれていました。
花屋の裏道で、ときどき脳内トリップしている
普段の仕事中にも、似たような瞬間があります。
花屋の脇道を歩いていると、ふとしたそよ風や木漏れ日に、足が止まることがあるんです。そんなとき頭の中にいるのは、「ここではないどこかで、そよ風を感じている自分」。
その「どこか」は日によって違います。中二病っぽいところがあるので、ゲームやアニメの世界だったり、テレビで見た世界遺産や海外の街並みだったり。完全に脳内トリップです(笑)。
でも、そうやって「どこか」を思い浮かべるたびに、本当は自分の目で見に行きたいんだな、と気づかされます。
「絶対に車中泊」じゃない。選択肢を増やしたいだけ
先に正直に言っておくと、私は「車中泊じゃなきゃダメ」というタイプではありません。
むしろホテルや旅館の雰囲気は大好きです。行きたい場所、見たい景色の近くにいい宿があるなら、そこに泊まりたい。というか、そこがいい!(笑)
それでも車中泊に惹かれるのは、自由度の問題です。
- 宿がない場所にも行ける:星空や朝日がきれいな場所に、そのまま泊まれる
- お金の面で助かる:宿代を抑えられれば、そのぶん行ける回数が増える
- ラッキーを連れて行ける:ペット可の宿を探さなくても、一緒に旅ができる
もちろんデメリットもあると思います。それも含めて、選べる手段が多いほうが自由。ただそれだけのことなんです。お金に余裕がありあまっていたら、エブリイじゃなくてもいいのかもしれませんけどね(笑)。
本当に叶えたいのは、家族とラッキーとの時間
「日本一周したい」とか、そういう大きな目標があるわけではありません。行きたい場所も、まだ具体的には決まっていません。
ただ、自然があふれていて、夜は満天の星空が見えて、朝は朝日がきれいに見える場所。そんなところに行きたいと思っています。
エブリイで家族4人が寝るのはさすがに無理なので、現実的には、私と子どもひとり、そして愛犬のラッキー(ロングコートチワワ)の組み合わせになりそうです。

ラッキーをうちに迎えてから、毎回散歩に連れて行ってあげられているわけではありません。だからせめて年に一度くらいは、広い場所で思いっきり走り回らせてあげたい。
ラッキーにも「この家に来て幸せだった」って思ってもらいたいじゃないですか(笑)。
ちなみに家族にこの話をしたら、子どもたちは行く気満々。妻は……「どっちでもいい」という、なんとも微妙な反応でした(笑)。
店を持つ自分と、縛られている自分
エブリイはもう持っています。毎日仕事で乗っているので、車はある。なのに、車中泊はまだ一度もしたことがありません。
壁になっているのは、時間とお金です。
自己紹介の記事でも書きましたが、私はコロナ禍で「お店を構えると、その場所に縛られてしまう」ことを痛感しました。店を持つということは、簡単には店を空けられないということでもあります。
だからこそ、動画編集やWebライターといった、場所に縛られない仕事を始めました。この車中泊の夢は、その先にあるものです。仕事の合間にエブリイの中でパソコンを開いているのも、いつかこのエブリイで、朝日を見に行くためなんだと思います。
これから、ここに書いていくこと
この夢を夢のまま終わらせないために、ここから少しずつ、記録を残していきます。
- 車中泊の夢(この記事)
- エブリイで車中泊はできる?:広さ、寝心地、必要な装備を本気で調べる
- 初めての車中泊、準備リスト:子どもとラッキー連れで必要なもの
- 初めての車中泊、やってみた:実際に行ってみた体験レポート
- 犬連れ車中泊ガイド:ラッキーとの旅で分かったことのまとめ
まだ一度も車中泊をしたことがない40代の花屋が、エブリイと愛犬と子どもと一緒に、初めての朝日を見に行くまで。うまくいくことも、うまくいかないことも、正直に書いていこうと思います。
もし同じように「いつか車中泊してみたい」と思っている方がいたら、一緒に見守ってもらえたら嬉しいです。

